カーポートは外壁から離して設置!その理由や対策を解説
カーポートは、外壁と離して設置しなければなりません。
カーポートを設置する際は、外壁と距離を取らなければならない理由と、適切な距離についてしっかり押さえておきましょう。
本記事では、なぜカーポートと外壁をくっつけてはいけないのか、その理由について解説します。
また、カーポートと外壁の最適な距離も紹介します。
カーポートを外壁から離すべき理由
カーポートを外壁から離すべき理由
一般的な2本柱のカーポートは、強い風を受けたときに本体がしなるように設計されています。
ある程度しなることで、風の衝撃を逃し、壊れにくい設計になっているのです。
つまり、カーポートはある程度揺れるのが基本と言えるでしょう。
カーポートと外壁の距離が近いと、カーポートが揺れたときに外壁にぶつかり、外壁がダメージを受ける可能性があります。
外壁が汚れる、傷つくだけでなく、長期間同じ箇所にぶつかり続けることでヒビが入り、雨水が侵入してくる可能性もあります。
また、カーポートが外壁にぶつかる騒音が気になる方も多いでしょう。
外壁を修理するときも要注意です。
カーポートとの距離がある程度離れていないと、最悪の場合にはカーポート自体を解体しなければなりません。
このような理由から、カーポートと外壁は距離をあけて設置する必要があります。
カーポートと外壁の適切な距離の目安
カーポートと外壁の適切な距離の目安
カーポートと外壁の適切な距離の目安は、5〜10センチ程度です。
家から車までの距離で雨に濡れたくない、車に雨が当たるのを防ぎたいなどの理由でカーポートと外壁をくっつけたいという声は少なくありません。
しかし、5〜10センチ程度の距離なら、雨風の侵入はそれほど気にならないでしょう。
カーポートと外壁の距離を短くしたい場合の対策
カーポートと外壁の距離を短くしたい場合の対策
それでも外壁とカーポートの距離を短くしたい場合は、より丈夫な4本柱タイプのカーポートを選ぶという方法もあります。
また、外壁に直接取り付けるタイプのカーポートもおすすめです。
外壁に最初から設置されているのでわずかなすき間もなく、雨に濡れずに車と玄関を移動できます。
一般的な2本柱のカーポートよりも本体価格や設置費用は高額になりがちですが、外壁とのすき間がなく、すっきりとカーポートを設置したいという方は、取り付けるタイプのカーポートをチェックしてください。
カーポートと外壁は距離を離して設置しよう
カーポートと外壁は距離を離して設置しよう
カーポートと外壁の距離を離して設置しなければならない理由を紹介しました。
外壁を守るため、また騒音を防ぐため、カーポートの性質上外壁との距離は必要です。
どうしても外壁とカーポートの距離をなくしたい、短くしたいという場合は、4本柱のカーポートや、外壁に取り付けるタイプのカーポートをおすすめします。