カーポートのペフって知ってる!?結露を軽減できるスゴイヤツ!
今回はカーポートに使われているある素材についてご説明させて頂きます。
皆さんそもそもカーポートってご存じですか?
住宅の駐車場敷地内にある、愛車を雨、風、黄砂、鳥のふんなどから守ってくれる屋根のことです。
ひとことでカーポートといっても、カーポートには様々な種類があります。
1台用・2台用・3台用・4台用とサイズバリエーションも豊富ですし、そもそも形が商品によっても全部ことなっていてそれぞれ個性があります。
しかし、そのカーポートというのは大きくわけて2つに分類されます。
それは【ポリカーボネートカーポート】と【セッパンカーポート】です。
ポリカーボネートカーポート
ポリカーボネートカーポート
ポリカーボネートカーポートとは、その名の通り、屋根がポリカーボネートでできているカーポートのことです。
ポリカーボネートというのは素材のことで、とても軽くて耐衝撃強度に優れています。
また、ポリカーボネートは透明ないし半透明なので、採光性にも優れているので、玄関先に施工する場合など
明るさを保ちつつカーポートを施工することができるのです。
セッパンカーポート
一方、セッパンカーポートというのは屋根がセッパン屋根でできているカーポートのことなんです。セッパンカーポート
セッパン(折板)というのは、断面の構造に重点を置いて作られている屋根の工法のひとつで、名前の通り、鋼板などを折り曲げて作られているものです。
主にカーポートや車庫などの鉄骨の建物に使用されている場合が多い建材です。
このセッパンカーポートの特徴としては、まず屋根が金属のため、ポリカーボネートカーポートに比べ、耐風圧強度・耐積雪強度がとても強いんです。
耐積雪強度に関しては、ポリカーボネートカーポートがだいたい20cmに対して、このセッパンカーポートは300cmのものまであります。
圧倒的にセッパンカーポートのほうが強いんですね。
セッパンカーポートにも弱点がある。
そんなセッパンカーポートにも弱点はあるんです。セッパンカーポートにも弱点がある。
そのひとつが、『結露(けつろ)』なんです。
結露ってみなさんご存知ですか?
寒い冬場、建物中の窓サッシについてるあの水滴のことです。
冬場は必ず起きてしまって、とってもメンテナンスが大変ですよね。
このセッパンカーポートにも、その結露が起きてしまう可能性があるんです。
屋根が金属ですので、ポリカーボネートカーポートよりも結露が起こりやすくなってしまうんです。
特に寒ければ寒いほどこの結露は起きてしまいます。
そんな結露を抑制してくれるものがあるんです。
それが、今回のテーマである『ペフ』なんです。
ペフが問題解決してくれる
ペフが問題解決してくれる
このペフというのは、結露軽減材のことで、名前の通り、結露を軽減してくれる素材のことなんです。
ペフは、断熱・保温・保冷に優れています。
ペフというのは、見た目はスポンジみたいなもので、屋根の裏側に貼りつけることでこの結露を軽減してくれます。
これで結露のことは安心ですね。
結露が起きてしまうと、ひどいときには上からぽたぽたと雨漏りのように落ちてくることがあります。
そこまでいかなくても、屋根の内側に水滴がついてしまって、しみになってしまうこともあるんです。
その心配がなくなります。
ペフのデメリット
ペフのデメリット
しかし、ペフにはメリットもありますが、同時にデメリットもあるんです。
メリットは先程もお伝えした通り、結露を軽減してくれます。
水がポタポタと落ちてくる心配はありません。
それではデメリットはなんでしょうか。
それは、『メンテナンスがとても大変』ということなんです。
施工場所の環境、例えば湿度、風通しなどにもよるんですが、はやいと5年でペフがはがれてしまうんです。
しかもペフのメンテナンス材というものはありません。
そのため使い続けているとボロボロになります
こうなってしまうと、屋根をそのままでペフを取り外して再度新しいペフをとりつけるということができないんです。
セッパン屋根ごととりかえることが必要になってきます。
そうなると、取り替え施工費もかかってしまうし、もちろん屋根の金額もかかってしまうんです。
とってもお金がかかってしまうんです。
まとめ
セッパンカーポートを施工される地域は、やはり寒い地域が多いと思います。まとめ
雪がふる地域がやはり多いですよね。
そうなると結露はさけられないものです。
事実劣化せずにずっと使っていけるペフはありません。
ペフをつけると、必ず劣化してしまいます。
しかしペフをつけないと、結露がおき、ポタポタと落ちてくる可能性はあります。
悩ましいところですが、メリットとデメリットを考えながら屋根を選びたいものですね。
ちなみにネットショップキロではペフはオススメしておりません。
理由としてはやはり建て替えの費用が大幅にかかってしまうからということがあげられます。
せっかくカーポートを建てたら10年、20年と使っていただきたいという点からペフなしでの工事をおススメしております。
その他気になる方はこちらからお問い合わせくださいませ。