カーポートに大量の雪が!積もった雪を下すには?
昨今異常気象により、これまで雪の被害がそこまで出なかった地域も通常では考えられないような豪雪が発生しているようです。
道路に降り積もった雪などは除雪車がどけてくれますし、家の周りの雪は雪かきをしたりしてどかすことが出来ます。
ただ屋根や車に積もった雪などはなかなかどかすのが困難です。
特に車に積もった雪は専用の道具を使わないと、キズを付けてしまったり、塗装が剥げてしまったりと散々な状態になります。
そしてそんな状態を防ぐためにカーポートを付けられるお家も増えています。
特に積雪地域用と呼ばれるカーポートは梁の作りがしっかりしているため、雪が積もってもそのままにしておけることもあり雪が多く積もるところでは必須です。
ですが昨年の大雪はそれを破壊するほどの雪だったと色々な地域からお話しを伺っています。
なんとあのセッパンカーポートでさえ雪の重みに耐えることが出来ず梁がポッキリ折れてしまったなんてことが起こっています。
当然その下にある車は見るも無残に潰れてしまいます。保険とかで直せるかもしれませんが、それでも愛車があんなことにと思うと気分が落ち込みます。
さらに言えば、「人が下にいたらどうなっていたんだ・・・」とぞっとしますね。
確かにカーポートは雨などを流せるように勾配がついているものが多いです。
ですが、あれはあくまで雨を流すための勾配であって、雪を落とすためのものではありません。
そりゃ傾斜があるので落ちないってことはありませんが、ある程度まとまって「ズドンッ!」という感じで落ちることの方が多いんです。
カーポートの積雪対策
カーポートの積雪対策
「でもカーポートは普段使うには便利だし、あんなに積もることなんて10年に1度といわれてるし大丈夫だろう」とお思いの方も結構いると思います。
私もそのうちの一人で、しっかり対策をしておけば問題ないんじゃない?なんて思っています。
ん?対策?それってなに?と気になる方!
簡単です。雪が積もってもしっかり下ろせばいいんです。
「でもカーポートって高いところに屋根があるし、出幅もあるから脚立にのっても簡単には下ろせないよ。」と思われる方、これを見てください!
こちらは三協アルミの雪降ろし棒「おっとせい」です。
この商品、実は2014年の豪雪の際にものすごい量のお問い合わせをいただきました。
売れすぎてメーカー欠品が相次ぎ最終的に納入が春になってしまったという本末転倒な自体に陥るほどの反響でした。
華奢に見えますが、アルミ製の板が先端についており簡単には壊れません。
伸縮自在なため手前から奥まで一本で楽々雪下ろしができます。
タイプも3タイプ、長さ1950㎜~2750㎜の標準アールタイプ。通常の高さのカーポートの雪下ろしならこれで問題ありません。
長さ2800㎜~3800㎜のロングタイプは高さ2800㎜以上のカーポートに最適です。むしろ通常の高さだと長すぎて使いにくいです。
またアールタイプ以外にストレートタイプという長さ1900㎜~2700㎜のものもあります。こちらはどちらかというと軒先などに使用するものですね。
角度や長さを変えられるこの商品なら、雪を下ろすという点においてはかなりの力を発揮しますが、やはり注意が必要です。
積雪への注意点
積雪への注意点
まず雪を下ろすタイミングですが、これは必ず各カーポートの耐積雪強度を確認してください。
もちろん早く下せば下すほど負荷はかかりませんが、雪があまり降らない地域でご購入されているカーポートですと多くの場合、耐積雪は20㎝。
「20㎝以上屋根に雪が積もった場合は、メーカーとしては危険と判断していますよ。」ということですね。
また雪と言っても色々な種類の雪があります。これは雪に含まれる水分量で違うのですが、ふわふわの雪だけで20㎝以上積もった場合と、一度カチンコチンに固まって、その上にふわふわの雪が積もった場合とでは「重さ」違ってきます。
この耐積雪というのはあくまで目安ですので、これを全面的に信頼するのも危険です。「できるときにできるだけ下ろしておく」とお考えいただいた方が無難です。
次に作業に関する注意点ですが、まず上記のような道具を使わない場合でも決して上に乗らないでください!
これが一番危険です。先ほど耐積雪強度のお話しでもしたようにカーポートは重いものを支えるためのものではないため、人が乗ったら雪の重みと相まって潰れてしまう危険が増してしまいます。
長い木材やアルミ材のようなものであれば、屋根にキズはついてしまうかもしれませんが有効だと思います。
脚立に乗ってスコップなどでどけることもできますね。下が凍っているためかなり注意を払う必要がありますのでオススメはできませんが・・・。
ちなみにホースを使って水をかけて流すという方法をお考えの方は避けられた方がいいですよ。
これも上記でお話ししたように雪が水を吸って凍ってカチカチになるとそれだけで重みが増してしまいますからね。
まとめ
まとめ
そんなわけで今日のテーマに対するお答えは「なるべく早い段階で、専用の道具を使って安全に雪を下ろしましょう」ということになります。
上でご紹介した道具と似たようなものはお近くのホームセンターなどでも買えますし、今ではインターネットで商品のみを取り寄せることも可能だと思います。
屋根から落ちて転落された方も、昨年の雪でたくさん出ましたので今回は声を大にして「危険なことはやめて、少しのコストをかけてでも安全に!命あってのものだねです!」と再度申し上げておきます。
ネットショップキロ カーポート専門店では雪に強いカーポートもお買い得な価格で販売しております。
概算見積りはサイト内で出来ますし、現地調査も無料となっています。
ご不明な点などありましたらエクステリアのプロがしっかりとご説明させて頂きますのでご安心ください。
それではみなさんよいガーデンライフを。