カーポートの防犯性を高めて
泥棒を近づけないための3つのコツ
カーポートは車を雨や紫外線・鳥の糞などから守ってくれるうえに、本格的なガレージと比べると設置費用が比較的安価で済むというのが大きなメリットですが「防犯性が低くなりがち」というデメリットもあります。
そこで今回は、カーポートの防犯性を高めるコツと防犯性の低いカーポートの特徴を紹介します。
設置場所の工夫・センサーライト・カーゲートで防犯性を高めよう
設置場所の工夫・センサーライト・カーゲートで防犯性を高めよう
カーポートの防犯性を高めるためには、
*カーポートの屋根が泥棒の足場にならないよう設置場所を工夫する
*人を感知して照らすセンサー式のライトを設置する
*カーゲート設置で敷地への侵入率を減らす
という3つのコツを実践するのがおすすめです。
伸縮タイプは比較的安価に設置できる
蛇腹・アコーディオンのように伸縮する伸縮タイプのカーゲートは、もっともスタンダードなタイプとなります。
商品の選択肢も豊富で、さらに「ほかの種類のカーゲートに比べて比較的安価に設置できる」というコスト面のメリットがある点も大きな強みです。
跳ね上げタイプは風に強い
扉を上に持ち上げるようにして開く、跳ね上げタイプのカーゲートは、伸縮タイプと比べると風などに対する強さがあるのが大きな魅力です。
引き戸タイプは開閉の安定感が魅力
扉を横にスライドしながら収納する引き戸タイプのカーゲートは、ゲートに重厚感があり、さらに伸縮タイプと比べて開閉がスムーズで安定しているのが大きな魅力です。
ただし、伸縮タイプと比べるとゲートそのものの収納スペースが大きく取られてしまうため、敷地の横幅にかなりの余裕がないと設置できません。
折り戸タイプは見た目が美しい
折り戸タイプのカーゲートは伸縮タイプと似ていますが、折りたたんだ際の見た目が1枚のフェンスのようになるため、伸縮タイプよりも見た目が美しくなるのが魅力です。
シャッタータイプは特に防犯性が高い
シャッタータイプのカーゲートは、ゲートに高さがあり、しかも横も隙間なくしっかりとシャッターでブロックできるので、カーゲートの中でも特に防犯性が高いのが魅力です。
ただし設置費用はほかの種類と比べると高くつきがちですので、予算を優先したい方にはあまりおすすめできません。
暗くて足場になるカーポートは防犯性が低い
暗くて足場になるカーポートは防犯性が低い
防犯性が高まるカーポートがあるのに対して、防犯性が低いカーポートもあります。
*足場になる場所に設置されている
*カーポートの屋根によって駐車スペースが暗くなっている
というものです。
カーポートの屋根が2階の窓やバルコニー近くにあると泥棒の足場になる
泥棒の住居侵入の方法は「1階のドアや窓の施錠を破って侵入する」というだけではなく、「1階と比べて窓の施錠などが甘くなりがちな2階から侵入する」というものもあります。
2階から侵入するためには足場が必要ですが、カーポートの屋根が2階の窓やバルコニーなどの近くにあると、その「2階からの侵入」を行うための格好の足場として使われやすくなってしまうのです。
屋根によって暗くなったカーポートは泥棒にとって潜みやすい場所になる
カーポートはガレージと比べるとオープンな雰囲気なので「カーポート設置によって駐車スペースが暗くなる」ということはあまりないでしょう。しかし、屋根の材質や日当たりの方向などによっては、カーポート下にほとんど光がささず、かなり暗い状態になるというケースもあります。
泥棒はなるべく人目につかない暗いところを選ぶ傾向があるため、屋根の存在によって駐車スペースをぐっと暗くしてしまうようなカーポートは、泥棒にとって潜みやすい場所になるリスクがあります。
3つのコツを実践してしっかり防犯しよう
3つのコツを実践してしっかり防犯しよう
雨や紫外線などから車を守ってくれるカーゲートには、防犯性が低くなりがちという弱点がありますが、「設置場所の工夫・センサーライト設置・カーゲート設置」という3つのコツを実践すればそうした防犯性の弱点もしっかりカバーできます。
カーポートだけでなく敷地そのものの防犯性を高めるのにも役立つカーゲートにはさまざまな種類がありますが、選ぶ際には予算や求めるデザイン、敷地の特徴などをしっかり考慮しましょう。