鉄骨カーポートとアルミカーポートの違いを
5つの項目別に解説
カーポートにはさまざまな種類がありますが、素材別で見ると「鉄骨カーポート」と「アルミカーポート」の2種類に分かれます。
それぞれに特徴やメリットがあるので、カーポートを設置するときはサイズやデザインだけでなく、カーポートの素材にも気を配ることが大切です。
今回は鉄骨カーポートとアルミカーポートの違いを項目別にまとめました。
耐久性は鉄骨カーポートのほうが上
耐久性は鉄骨カーポートのほうが上
まずカーポートとしての耐久性ですが、鉄骨のほうがより頑丈で、外部からの負荷に耐えられる造りになっています。
地震などの衝撃はもちろん、雪の重みにも負けないので、積雪地帯では鉄骨カーポートを選択する人が多いようです。
決してアルミが弱いというわけではありませんが、鉄骨に比べるとやはり頑丈さに差が出ます。
実際、鉄骨は大きなカーポートでも4本の柱で支えられますが、アルミの場合、大きいサイズのカーポートだと6~8本の柱が必要です。
柱が多いと車の乗り降りがやや不便になるので、通勤などで車を毎日利用する方は、少ない柱で屋根を支えられる鉄骨カーポートのほうが便利です。
メンテナンスはアルミカーポートのほうが楽
メンテナンスはアルミカーポートのほうが楽
カーポートは屋外にさらされているので雨雪や紫外線の影響を受けやすく、適切なお手入れを行わないと劣化が進んでしまいます。
特に鉄骨は錆びやすく、こまめにお手入れしないと見た目が悪くなるのはもちろん、時間が経過すると鉄そのものが腐食する原因となります。
そのため、鉄骨カーポートはさび止めを塗ったり、定期的に塗装を行ったりとこまめなメンテナンスが必要です。
一方、アルミは鉄に比べて錆びにくい性質を持っているため、メンテナンスが容易です。
汚れが目立ってきたら洗浄しなければいけませんが、鉄骨に比べると大がかりなお手入れが不要なので、手軽に維持することができます。
加工がしやすいのは鉄骨カーポート
加工がしやすいのは鉄骨カーポート
鉄は金属の中でも比較的加工しやすい性質のため、溶接や補強を容易に行うことができます。
そのため、高さやサイズを調整しやすく、変形した土地など特殊な場所にも設置しやすいのが魅力です。
アルミも加工できないわけではありませんが、鉄に比べるとやや自由度が低く、サイズや高さ調整は難しい素材といえます。
リーズナブルな値段で購入できるのはアルミカーポート
アルミは鉄骨に比べて単価が安いため、同じサイズならよりリーズナブルな費用で設置することができます。リーズナブルな値段で購入できるのはアルミカーポート
また、鉄骨カーポートに比べてこまめにお手入れしなくてよいぶん、メンテナンス費用を浮かせられるのもアルミならではの特徴です。
豊富なデザインから選びたいならアルミカーポート
豊富なデザインから選びたいならアルミカーポート
鉄骨はその性質上、直線的なデザインが多く、太いボルトなども露わになるのでややデザインが無骨になりがちです。
一方、アルミは見た目がすっきりしているうえ、曲線なども表現できるので、スタイリッシュな外観の商品も多く見受けられます。
鉄骨カーポートとアルミカーポートは特徴が異なるのでニーズや予算に合わせて選ぶのが吉
鉄骨カーポートとアルミカーポートはそれぞれにメリット、デメリットがあるため、一概にどちらが良いとは決められません。鉄骨カーポートとアルミカーポートは特徴が異なるのでニーズや予算に合わせて選ぶのが吉
予算や耐久性、見た目、設置する場所などをトータルで考えて、どちらが自宅に適しているのかよく検討しましょう。